
セラギネラ(学名:Selaginella)は、イワヒバ科に属する植物の総称です。見た目はコケのように見えますが、実はコケ植物とは異なり、葉・根・茎の区別があるシダ植物の仲間です。世界中に750種以上が知られており、南極大陸を除く様々な地域に分布しています。日本に自生するイワヒバもセラギネラの仲間です。
主な特徴
見た目: 鮮やかなモスグリーンや、中には青みがかったり、斑入りの葉を持つ種類もあります。ふわふわとした葉姿が特徴で、「クッションモス」と呼ばれることもあります。
生育環境: 湿度の高い環境を好み、乾燥に弱いです。日陰や半日陰でよく育ち、直射日光は葉焼けの原因になるため避けるべきです。
形態: 茎には腹と背の違いがあり、それぞれに異なるサイズの葉が2列ずつ並びます。一部の種では、根のような役割を果たす「担根体(たんこんたい)」と呼ばれる器官を持ちます。
用途: ミニ観葉植物として人気があり、寄せ植えの足元を飾るグランドカバーとしても利用されます。耐陰性があるため、トイレなど日当たりの悪い場所のグリーンとしても活用されます。
代表的な種類
セラギネラ・アポダ(Selaginella apoda): 主に「クッションモス」として流通しており、こんもりとフワフワした姿が特徴です。
セラギネラ・クラウシアナ(Selaginella kraussiana): アフリカ原産で、室内の観葉植物の寄せ植えなどによく使われます。
セラギネラ・ウィルデノウィー(Selaginella willdenowii): 青い光沢を放つ妖艶な色合いが特徴で、「レインボーファーン」とも呼ばれます。
イワヒバ(Selaginella tamariscina): 日本に古くから自生する種類で、盆栽などにも用いられます。
育て方のポイント
水やり: 乾燥に弱いため、土の表面が乾ききる前に水を与え、年間を通して水切れがないように注意します。空中湿度を保つために、定期的な葉水も効果的ですが、葉に水滴が溜まりすぎると蒸れの原因になるため注意が必要です。
置き場所: 直射日光の当たらない明るい日陰や半日陰が適しています。あまりに暗い場所だと葉色が悪くなったり、間延びしたりすることがあります。
土: 水はけと保水性のバランスが良い土壌を好みます。ピートモスなどを混ぜて有機物を多く含むようにすると良いでしょう。
肥料: 多肥を嫌うため、あまり必要ありませんが、生育期に薄めの液肥を少量与える程度で十分です。
冬越し: 多くの品種は比較的耐寒性がありますが、霜や雪に当たると枯れることがあるため、冬は室内に取り込むのが安心です。室内で管理する場合は休眠しないため、水切れに注意します。



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